3,4日目 @北京

3日目 @北京
今日は午前中に什刹海を午後から雍和宮などを見学した。什刹海は本来観光客で賑わう散歩スポットらしいのだが、現在は冬の為寒すぎてほとんど誰もいなかった。暖かいお茶でも飲もうと思ってもお店さえ開いてない始末。やっとこさ見つけた喫茶店で一杯500円くらいもするお茶を飲んだ。
その後人力車を見つけ、四合院という清朝の伝統的な家を見学したりした。
午後から訪れた雍和宮には芥川龍之介も訪れた事があるらしい。歓喜仏という大変珍しい男女合体の仏像が有名で清代の皇帝もここで子作りをしたとか。ちなみに芥川龍之介は「これらの歓喜仏は少しもエロティックな感じを与えず、只何か残酷なる好奇心の満足を与うるのみ。」との感想を残したそうだ。
夕方からは雑技団を見に行った。
あり得ない動きの連続だった。
さすが中国。
僕は「蒼穹の昴」を思い出しながら鑑賞していた。
春児もきっと西大后の前でこんな出し物したんだろうな。。。

4日目 @北京
この日は朝から英語のガイド付きのバスツアーで明の13稜と万里の長城を観光した。
エンジニアでスイス人の若い男性、カナダ人で台湾在住歴の長い中年の太ったおじさん、メキシコ人のカップル、ベトナム出身で成都にあるUSの会社で働く中年の女性+僕たちという多国籍ぶり。
彼らと仲良良くなれるだけでも十分楽しい。

明の13稜は非常に良かった。僕はこういった古代中国の思想がふんだんに盛り込まれた建築物に興味をそそられる傾向にある。
反面、万里の長城はまあまあと言った感じだった。
如何せん中国人のツアー客が多すぎてうるさすぎて若干興ざめ。
どうしてそんなにはしゃげるのだろう。
友達曰く、
「きっと万里の長城を歌ったhit曲でもあるに違いない」
同感だ。
ただ万里の長城が凄い事に違いはない。
良くもまぁこんな所に城を建てたものだ。
てかそもそもこんなところを攻めてくる奴がいる時点でびっくり。
そんなこんな考えながら一面に広がる草原を眺めていた。

夕食は北京大学のOBで現在IT会社に勤務する友達と雲南料理を食べに出かけた。
雲南料理で有名な店に行ったところ、やたらお洒落で綺麗な中国人の女性がいっぱいいてびっくりした。
みんなブランドバックを持ちながらi Phoneを使いこなしていた。
その友達曰く、i Phoneを購入するのに4000元(5万円)程度かかるらしく、北京の平均的な給料(大学の新卒?全体の平均?詳細は不明)が6000元〜1万元くらいで有る事から考えるととても高価なものらしい。

僕の友達は、ソフトバンクと中国の会社が共同出資して出来た新しい会社に勤めており(出来て7年くらい)、中国版SNSを作っているらしい。まだ新しい会社だが、既に社員は1000人に達するという。そもそもは化学系を専攻していたが、化学で就職するのは難しいらしく、新たにIT系の定時制学校に通い現在の会社に就職したとの事。北京大学を卒業していながら就職難とは。。
僕のイメージとは全くもって異なる現実だった。

料理の方はこれまた非常に美味しかった。
中華料理はそれなりにお金を払うと半端なく美味しい。
5000年の歴史があるだけの事はある。

その他に面白かった話としては
織田信長徳川家康など日本の歴史上の人物に異常に詳しかった事
(KOEIの「信長の野望」のせいだと後に判明!)
ドラゴンボールキャプテン翼なども知っていた事
孫正義は中国でも非常に有名である事
中国ではなぜか関羽がお金持ちになる為の神様として祭られている事
etc

この日も非常に密度の濃い一日を過ごした。
まだまだ書き足りないが時間がないのでこれくらいにしておこうと思う。